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責任あるギャンブリングのための国際センター(International Center for Responsible Gaming)
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ギャンブルは世界中で行われており、多くの人がそうした活動を楽しんでいます。しかし、ギャンブルには懸念事項もあり、ギャンブルが精神面に与える影響が多くの研究者によって研究されています。
そのため、責任あるギャンブリングのための国際センター(International Center for Responsible Gaming=ICRG)はギャンブルに関連する疾患を調査する研究分野を1996年に立ち上げました。それ以降、ICRGは米国および世界で最も重要な研究に資金を提供しています。
かつてこの組織はNational Center for Responsible gamblingと呼ばれていましたが2020年、組織の代表が新しい名称を発表。ICRGの使命と活動は今後も発展を続け、ギャンブル依存症を最小限に抑えることを目的とした教育プログラムや研究に力を入れていくことでしょう。ギャンブル関連の問題を抱えていると思う方は、ぜひ同団体にご連絡ください。
責任あるギャンブリングを実践するには
ICRGは責任あるギャンブル対策に取り組んでいますが、ギャンブルが必ずしも依存症につながるわけではないことを申し上げておきましょう。実際、特定のタイプの人々はそういった問題や影響を受けやすい傾向があり、さまざまな精神疾患、特に神経学的疾患、うつ病、不安症がその引き金となる可能性があります。
では、責任あるギャンブルを実践することは可能でしょうか?一体どのようにすればいいのでしょうか?
資金を管理する
ギャンブルをする時に一番気を付けなければならないことの一つはお金です。金銭を賢く管理することで、予期せぬ損失を避けることができることをお忘れなく。覚えておくべきことは、失ってもいい金額以上を持ってゲームに参加しないということです。
常にギャンブル用の資金を別にしておけば、一度に全財産を失うことを防げます。連敗している場合、負けを取り戻そうとしてより多くの資金を投入してはいけません。感情をコントロールして、止め時を見極めるようにしましょう。
制限を設ける
評判の良いカジノの多くは、責任あるギャンブルを推奨し同様の問題が広がるのを防ぐため、様々なツールを取り入れています。例えば、毎月ギャンブルに費やせる金額を制限したり、特定のゲームでの損失に上限を設けたりすることができます。
そうすることでゲームに没頭しすぎることを防ぎ、時間を把握することができます。多くのカジノが提供しているもう1つの便利なオプションが休憩です。1日のうち、カジノ側が一時的に客のアカウントを停止する時間帯を設定できます。
セルフエクスクルージョン(自己申告による利用制限)
自分のギャンブル習慣が問題になってきていたり、手に負えなくなってきていると感じるプレイヤーのために用意されたオプションです。セルフエクスクルージョンを利用すると、カジノはそのプレイヤーのアクセスを拒否し、すべてのアカウントをブロックするために必要な手続きを行います。
ほとんどの場合、利用を禁止する期間を選ぶことができます。期間終了後もアカウントは自動的に更新されないため、ご注意ください。アカウントを元に戻したい場合はカジノに連絡してリクエストを出す必要があります。
必要であれば助けを求める
ギャンブルは金銭面だけでなく、人間関係や精神面にも大きな影響を与えます。もし、自分がギャンブル依存症に陥りつつあると感じるなら、必ず助けを求めてください。多くの団体やカジノ運営者からサポートを得ることができます。また、ギャンブル習慣を制限するのに役立つ方法を知ることができます。
自分がギャンブルの問題を抱えているとすぐに気づく人は、残念ながらあまり多くありません。深刻な問題に直面していることを自覚するまでには時間がかかるものです。だからこそ、多くの人が依存症になりながらも対処できずに、さらなる深みにはまっていくのです。そうした場合、依存症からの回復には、環境や身近な人の存在が大きな役割を果たします。